やわらかジューシー。牛肉の甘辛煮レシピとおいしく作るコツ

旨味ジューシー。牛肉の甘辛煮(調理時間:15分)

保存期間:冷蔵で3日

濃いめの甘辛い味付けがクセになる牛肉の甘辛煮レシピです。牛肉本来の旨味がしっかり残り、ジューシーでやわらかく仕上がるのが特徴。ご飯はもちろん、うどんや豆腐にのせてもおいしいですよ。

このレシピのポイント

パサつかず冷めてもやわらかく仕上げる方法

牛肉と調味料を煮立たせたら、すぐに牛肉を取り出し、煮汁だけを煮詰めるのがポイント。牛肉の肉汁が出きってパサパサになるのを防ぐことができます。

取り出した牛肉は、煮詰めた煮汁に戻し入れて絡ませるだけで、しっかり味がなじみますよ。また、牛肉を熱湯でさっとほぐしておく下ごしらえで、冷めてもやわらかい甘辛煮になります。

牛肉の臭みを消す方法

牛肉を熱湯にくぐらせることで、アクや余分な脂が落ちて臭みがほとんど気になりません。さらに、しょうがを加えて上品な香りをプラスするのもポイント。

しょうがのさわやかな風味で、牛肉の臭みを感じにくくなります。しょうがは煮込みすぎると苦味が出てくることがあるので、最後に加えましょう。

牛バラ薄切り肉以外で作ってもOK

レシピでは牛バラ薄切り肉を使用しますが、牛こま切れ肉や豚こま切れ肉などでもOKです。牛肉や豚肉の薄切り肉であれば、同じように作れます。脂身が適度に入っている部位を使うと、旨味が出ておいしく仕上がりますよ。

材料(3~4人分)

・牛バラ薄切り肉……300g
・しょうが……30g
・酒……大さじ5杯
・しょうゆ……大さじ3杯
・みりん……大さじ3杯
・砂糖……大さじ2杯

※甘さ控えめに作りたい場合は、砂糖を半量にしてください。

下ごしらえ

・牛バラ薄切り肉を3~4cm幅に切る
・しょうがを千切りにしてさっと水にさらし、水気を切る

作り方

1. 牛肉を熱湯でほぐして水にとる

鍋に熱湯を沸かし、牛肉を入れて菜箸ですばやくほぐします。牛肉がほぐれたら冷水にとってザルにあげます。

2. 調味料と牛肉を煮立たせる

鍋に酒、しょうゆ、みりん、砂糖と牛肉を入れ、中火で煮立たせます。

3. 牛肉を取り出して煮汁を煮詰める

ひと煮立ちしたら牛肉を取り出し、煮汁が半量以下になるまで煮詰めます。

4. 牛肉を戻し入れてしょうがを加える

煮汁が減ったら牛肉を戻し入れ、しょうがを加えて全体をさっと煮絡めて完成です。

牛肉に合う。一緒に煮込みたいおすすめ野菜

牛肉を一旦鍋から取り出したあとに、玉ねぎやごぼう、れんこん、大根を煮込むのもおすすめです。ごぼうやれんこんは火が通りやすいように薄切りにし、味が染みにくい大根は下ゆでしておくといいでしょう。

玉ねぎは厚く切って存在感を出しても、薄く切って食べやすくしてもおいしいですよ。旨味のあるマイタケも牛肉の甘辛煮によく合います。

牛肉の甘辛煮を献立やお弁当作りに役立てましょう!

牛肉の甘辛煮は保存ができるので、まとめて作っておくと献立やお弁当作りに役立ちます。味付けがしっかりしていて、汁気が少ない甘辛煮は、お弁当のすき間を埋めたいときにもぴったりですね。

お好みの野菜を一緒に煮込めば、食べごたえがアップして、バランス良く食べたいときのメイン料理として活躍してくれます。おいしく作るポイントを参考にして、ぜひおいしい牛肉の甘辛煮を作ってみてください。