大袋に入った野菜など、安いと思って買ったものの、使いきれずに冷蔵庫で腐らせてしまったという経験はありませんか? 野菜をせっかくおトクに買っても、腐らせてしまってはお金のムダになってしまいます。

「そんなときにおすすめなのが、買ってきた野菜を袋から出して水につけておくことなんです」と話すのは、環境に優しくエコな暮らしのアイデアを発信するインスタグラマーの野村蘭さん。海外でも人気だという野菜が長もちする保存方法について教えてもらいました。


傷みやすい野菜が長もちする保存法

ニンジン、モヤシ、アボカド…使いかけ野菜を長もち保存する方法



買ってきて袋のまま冷蔵庫に入れただけよりも、ちょっとした工夫で、野菜を長もちさせることができ、結果節約にもつながります。今回は、ニンジン、ブロッコリー、モヤシ、アボカド、ミニトマト、青ジソ、ショウガなどの冷蔵庫でうっかり腐らせやすい野菜の保存方法をご紹介します。※野菜をつける水はときどき替えてください。

●ニンジン




大袋で買ったニンジンは、数本使って残りが冷蔵庫で干からびてしまうことも。容器にニンジンとニンジンがひたるくらいの水を入れて、フタをして冷蔵庫で保存すれば、1〜2週間保存できます。使いかけのニンジンの場合も同じです。

●モヤシ




モヤシは買ってきてすぐに使わないと、べちゃっとしたり変色してしまいます。容器に、モヤシとモヤシがかぶるくらいの水を入れて、フタをして冷蔵庫で保存。袋に入れたままよりも長くシャキシャキで保存することができます。

●ブロッコリー




ブロッコリーは冷蔵庫にそのまま入れておくと、黄色く変色してしまったり乾燥してしまったりとあまり日もちがしません。ビンなどの容器に水を入れて、茎の部分をつけて冷蔵庫に入れておけば、1週間程度は保存できます。

●使いかけのアボカド




半分に使って残ったアボカドは、そのまま冷蔵庫に入れておくと変色してしまいます。水をはった容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、変色を防ぐことができます。

●ミニトマト




ミニトマトも全体が水につかるようにして、フタをして冷蔵庫で保存。1週間はしおれたりせずに保存できます。

●青ジソ




青ジソも、買ってきた袋のまま冷蔵庫に入れておくと、すぐに、ベチャっとして傷んできます。容器に茎の部分がつかる程度の水を入れ、青ジソの茎を挿しフタをして冷蔵庫で保存。新鮮さが長もちします。

●ショウガ




ショウガも買った袋のままよりも、水につけると長もちします。容器にショウガとショウガがつかるくらいの水を入れ、フタをして冷蔵庫で保存すれば、数週間は保存できます。

2〜3日に1回は水を変える必要がありますが、冷蔵庫で傷みがちな野菜も、水につけて冷蔵庫に入れておくだけで、長くおいしくいただけます(とはいえ、傷んでいないかなど野菜の様子を見ながら使用してください)。

水につけておいても味は変わりませんし、冷凍保存と違って食感も変わりません。また、ラップをしないで保存することができるので、ラップ代の節約にもなります。気になる方はぜひ試してみてください。

●教えてくれた人
【野村 蘭さん】



インスタグラマー&1級ファイナンシャルプランナー。夫、中高生の娘2人の4人家族。無理なく続くゴミを出さないエコな暮らしを、インスタグラム(@zerowaste.japan
)で発信中。フォロワーは現在約15万人。