奥日光の豊かな自然を守るため、環境に配慮した低公害バスの今年の運行が24日から始まります。

新たに電気で走るEVバスが導入されることになり22日、試乗会が行われました。

導入されるのは、EVバス「しらかば」号です。

去年まではガソリンと電気のハイブリッドバス3台で運行していましたが、1台を排気ガスが出ない、さらに環境に優しいEVバスに切り替えました。

一般的な電気自動車5台分のバッテリーが搭載されていて、1度の充電で240キロ走行でき、奥日光・戦場ヶ原の赤沼車庫から中禅寺湖の千手ヶ浜までの9.5キロを1日6往復します。

試乗会には福田富一知事ら県の関係者などが参加し、乗り心地を確かめました。

奥日光の低公害バスの運行は、自然環境の保護を目的に1993年から始まりました。

当時もEVバスの運行がありましたが、老朽化に伴い2005年に廃止されていました。

EVバスの復活は16年ぶりで、今年の運行は24日から11月30日までです。