新型コロナウイルスについて、栃木県と宇都宮市は20日、新たに23人の感染を発表しました。

新たに感染が確認されたのは宇都宮市や佐野市、足利市などの20代から80代までの23人です。

このうち14人は、すでに陽性が判明している人の関係者です。

県内の感染者は累計で5103人となりました。療養者は178人、このうち重症者は3人、入院調整中は23人です。

近県では、埼玉県で2人の死亡と207人の感染、茨城県で33人の感染、群馬県で32人の感染を確認しました。

また宇都宮市は20日、65歳以上の一般の高齢者を対象としたワクチンの接種スケジュールを公表しました。

宇都宮市では今月12日から特別養護老人ホームでの接種が始まっていますが、そのほかの高齢者施設でも5月10日から始まる予定です。

国からのワクチンの供給次第ですが、一般の高齢者およそ12万6000人の接種は、5月17日から始める計画です。

接種方法は宇都宮市内にあるおよそ250の医療機関で個別接種を中心にはじめ、6月下旬以降は各地区の市民センターなどで集団接種を行っていきます。

年齢が高くなるほど感染症にり患すると重症化するおそれが高いため、接種に必要なクーポン券を80歳以上の高齢者から5歳刻みで今月23日以降から段階的に発送し、混雑するのを防ぎます。

接種をするためには事前の予約が必要で、5月1日から始まる専用のコールセンターへの電話予約、またはWEB予約の2つの方法で受け付けます。

いずれの場合も送られてくるクーポン券に記載されている予約申し込み番号が必要となります。