新型コロナウイルスの感染拡大は視覚障がい者の助けとなる盲導犬の育成にも影響を与えています。

宇都宮市の神社がこのほど点字付きの御朱印を作り、支援に乗り出しました。

宇都宮市の今泉八坂神社では、犬の守り神として「こま犬さん」の像が奉納されていて、毎年、さい銭の一部を宇都宮市で盲導犬を育成する東日本盲導犬協会に寄付しています。

しかし、盲導犬の育成を巡っては、新型コロナウイルスの影響で啓発イベントなどが中止になり、資金となる募金活動ができない状況が続いています。

そこで、今泉八坂神社では、神社の名前が点字で施された御朱印をつくり、盲導犬育成の寄附金に充てる取り組みを始めました。

御朱印には目の不自由な人が安心していつでも自由に歩けるように東日本盲導犬協会のPR犬の絵が描かれています。

15日、この御朱印の発売に合わせ神事が執り行われました。

御朱印は一部800円、5月16日まで配布されます。