2011年、鹿沼市で登校中の児童6人がクレーン車にはねられ死亡した事故から18日で10年を迎えます。

交通事故から子どもの命を守ろうと16日、小学校の通学路周辺で県内一斉の交通指導が行われました。

この事故は2011年4月18日、鹿沼市樅山町の国道で登校中だった児童6人が、てんかんの持病を隠した運転手のクレーン車にはねられ死亡したものです。

悪質な運転、そして悲惨な事故を防ごうと、この事故をきっかけに遺族の署名活動などで法改正も進みましたが、18日で10年が経つことになります。

16日朝、交通事故から子どもたちを守ろうと、登校時間に合わせて県内各地の32の小学校の通学路で、警察官などおよそ300人が一斉に交通指導を行いました。

これは事故を契機に2016年から毎年行われているものです。  

10年前に事故が起きた北押原小学校近くの交差点には、鹿沼市の佐藤信市長をはじめ警察官などおよそ60人が立ち、ドライバーや登校する児童に注意を呼びかけました。

16日は交通指導とあわせて取り締まり活動も行われ、県警ではスクールゾーンへの通行禁止違反や一時停止無視の違反など86件を摘発しました。