子どもたちが当時の生活知る 開墾記念日に水運び
4月15日は那須野が原の開墾が始まって136年目の記念日です。
那須塩原市の小学校では当時の生活を学び体験する記念の行事が行われました。
那須塩原市では明治18年、1885年4月15日に那須疎水の起工式が行われたことにちなんで毎年、開墾記念祭を行っています。
また、那須塩原市の東小学校では、この日に合わせて学年ごとに開拓に関連する知識を学んだり体験する行事を行っています。
15日は4年生76人が地域連携推進員の阿久津誠さんを講師に迎え当時の水汲みを体験しました。
2つの木の桶に水を入れ、天秤棒に提げて運びます。
最大で18リットルの水が入る桶を肩に担ぎ、友だちの助けを借りながら慎重に運んでいきます。
現在は蛇口をひねれば出てくる水ですが、当時は自分たちと同じ年頃の子どもたちが箒川まで往復10キロ道のりを毎日運んでいたと知り、子どもたちは驚いた様子でした。
なお、市が主催する開墾記念祭は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、去年に続き中止となりましたが、市ではDVDを配布し地域の歴史に触れてほしいとしています。