新型コロナウイルスについて、栃木県内の1週間の感染状況をまとめました。

県内では今月8日から14日までの1週間で160人の感染確認の発表がありました。

前の週からは27人減ったものの、依然として100人を超えていて、増加傾向と言えます。

地域別では、小山が52人で最も多く、次いで宇都宮の31人、栃木の18人、足利の16人となっています。

県は、この1週間で芳賀町の事業所と那珂川町の飲食店でクラスターを認定しています。

一方、変異株患者について5人の感染を新たに公表し、累計は31人となりました。

県がまとめている独自の警戒度を判断する7つの指標のうち、病床の使用率が22.2%で、上から二番目のまん延防止等重点措置の範囲に入っています。

全体の警戒度レベルは上から3番目の厳重警戒を維持していて、県は今月10日から25日まで不要不急の往来自粛を求める地域に首都圏の1都3県のほか、国のまん延防止等重点措置が適用された区域を加えました。

福田知事は「第4波の入り口にある」と警戒を呼びかけています。