任期満了に伴う高根沢町長選挙で、3回目の当選を果たした現職の加藤公博さん(61)が、一夜明けた12日、3期目の抱負を語りました。

高根沢町長選挙は、現職の加藤さんと前の町議会議員で新人の齋藤誠治さん(63)による前回4年前と同じ顔ぶれの一騎打ちの戦いとなりました。

投票の結果、自民党と公明党が推薦し、子ども医療費の18歳までの無償化など2期8年の実績をアピールした加藤さんが6182票を獲得、1235票差に広げて3回目の当選を決めました。

投票率は46.37%で、前回を2.64ポイント上回りました。

一夜明けた12日、加藤さんは高根沢町宝石台の選挙事務所で会見を開きました。

加藤さん:「まずはワクチン接種に向けて万全の体制で町民の命と暮らしを守り、公約を早期に実現し、町を守り抜き、町のこれからをしっかり切り開いていきたい」

これに加え、土地改良事業を進めて農業を守ることや新庁舎整備の検討などに取り組むとしています。

元銀行マンの経歴を生かし、3期目も町の「経営者」として財政状況を見極めながら町政のかじ取り役を担います。