新型コロナウイルスについて、栃木県内の7日までの1週間の感染傾向をまとめました。

この1週間で変異株の感染者が22人確認されています。

県内では今月1日から7日までの1週間で182人の感染が判明しました。

3月中旬以降、1週間の感染者数が100人を超え、増加傾向にあります。

地域別でみますと、最も多いのが小山市で35人、次いで栃木市が31人、宇都宮市が24人とクラスターが発生したことも関係し、県南地域で多くなっています。

この1週間で真岡市のホームパーティーで親族13人が感染したのをはじめ、佐野市の高齢者施設、宇都宮市の保育施設の3つのクラスターが認定されました。

一方、変異株について県は先月25日から毎日スクリーニング検査を行っています。

これまでに確認された26人のうち22人が、この1週間の検査で判明しています。

県独自の警戒度は、今月11日まで上から3番目の「厳重警戒」となっています。

しかし、警戒度を判断する指標のうち、病床使用率は上から2番目の「まん延防止等重点措置」の値を超えています。

また、人口10万人あたりの療養者数は12.7人で「15人」とされる「重点措置」の値に迫っています。