新しいスタイルで春楽しんで 温泉街で花見と会食を両立
新型コロナウイルスの影響で今年の花見は会食ができずに残念と思っている方が多いと思います。
それは多くの観光客を見込んでいた受け入れ側も同じです。
そんな中で花見と会食を両立させようという鬼怒川温泉の取り組みを取材しました。
全国でも有数の温泉街、鬼怒川温泉のサクラ。
地元の護国神社と温泉神社で今月3日から夜桜のライトアップが始まりました。
ライトアップは5年前から行っていましたが、コロナ前は「夜桜お花見大宴会」と称して、地元の人、宿泊する人しない人、さらに1人でも夜桜を見ながら、弁当をみんなで食べる催しでした。
それが去年から新型コロナの影響で会食を伴っての花見ができなくなりました。
そこで考えたのが会食を旅館、ホテルで行い、そのあと夜桜を見てもらう取り組み。
鬼怒川温泉の10軒余りの旅館が参加しています。
宿泊しなくても食事を楽しむことができます。
旅館、ホテルの食事はふだんから少人数、感染防止対策を徹底しています。
サクラは近くになくても花見を連想させるスイーツも登場し、気分を盛り上げます。
食事が終わると、外に出てお花見。
今年はサクラの開花が早く関係者も心配しましたが、今月11日までの期間中、花は何とか持ってくれそうです。
恒例行事も新しいスタイルで楽しむ時代になっています。