任期満了に伴う佐野市長選挙も4日、告示され現職と新人の4人による12年ぶりの選挙戦がスタートしました。

佐野市長選挙に立候補しているのは届け出順に、新人で行政書士の郄際 弘幸候補64歳、新人で前の市議会議員の井川 克彦候補64歳、5回目の当選を目指す現職の岡部 正英候補82歳、それに新人で前の県議会議員の金子 裕候補58歳の4人です。

郄際候補は午前10時におよそ60人の支持者の前で出陣式を行いました。

第一声で郄際候補は現職の5期20年は長すぎると指摘。元防衛省勤務の経験を生かし市民の命と財産を守るとしています。

井川候補は午前11時に経営する塾の卒業生など支持者およそ80人を前に第一声を上げました。

市議会議員の経験、経営者としての視点から「市役所が変われば市が変わる」と効率のよい行政経営を行うと意気込みました。

全国で最高齢の82歳の現職、岡部候補は午前9時に地元の県議会議員などおよそ400人を前に出陣式を行いました。

4期16年務めた実績や人脈を強調し、災害対策や新型コロナ対応など引き続き市民の安全・安心を守りぬくと訴えました。

金子候補は午後2時に県議会議員などの支援者およそ1000人を前に出陣式を行いました。

金子候補は2005年にも市長選に挑戦し今回2度目の出馬で、佐野市議会と県議会で培った30年の経験を生かしたいと話しました。

佐野市の有権者はおよそ9万8000人で12年ぶりの市長選挙は現職の長期政権の是非、新型コロナ対応や災害対策を争点に4人とも自民系、保守分裂の激戦となりました。

また4日は、佐野市議会議員選挙も告示され、こちらは定数24に対し現職18人と新人7人の25人が立候補する少数激戦となっています。

佐野市長選挙、佐野市議会議員選挙ともに投開票は4月11日です。