持続可能な観光へ 那須塩原市がモデル地区に
那須塩原市は2日、「持続可能な観光」を推進するため、観光庁が去年6月に策定した「日本版持続可能な観光ガイドライン」のモデル地区に選ばれたと発表しました。
このガイドラインは自治体や観光地域づくり法人などが持続可能な観光マネジメントを行うための指標で、国際指標の基準を基に策定されています。
ガイドラインの指標に沿った講義や調査などのトレーニングプログラムを受講し「持続可能な観光地」として全国の先進的な役割を担うほか、国際的な知名度の向上も期待されます。
これまで国内では岩手県釜石市など5カ所が選ばれていて、今年度のモデル地区には那須塩原市を含む全国15カ所が選ばれました。
県内からの選出は初めてです。
一方で世界中の認定地区のなかでも最も高いランクには現在、3都市しか認証されていません。
那須塩原市はまず、その入口となる「トップ100選」入りを目指します。
今後は日本版のガイドラインに沿って有識者の講義やフィールドワーク、地域の課題解決に向けた調査などを行い、持続可能な観光づくりを目指します。