新型コロナウイルスについて栃木県内の31日までの1週間の感染傾向をまとめました。

この1週間で鹿沼市の小学校など4つのクラスターが認定されています。

県内では3月25日から31日までの1週間で168人の感染が判明しました。

1週間ごとでみますと、感染が判明した人の数は前の週より46人と大幅に増えています。

3月中旬以降、1週間の感染者数が100人を超えていて、増加傾向にあることがわかります。

地域別で見ますと、最も多いのが栃木市で38人、次いで小山市が28人、宇都宮市が24人、佐野市で18人と県南地域で多くなっています。

また、年齢別では20代が54人で最も多く、次いで30代が26人です。 

10歳未満から30代までの若い世代と働く世代で全体の半数以上を占めています。

この1週間で県内では4つのクラスターが確認されました。

このうち1つが鹿沼市の小学校のクラスターで、31日までに教員と児童、家族など17人の感染が判明しています。

また、3つが宇都宮市と栃木市の事業所クラスターです。

県独自の警戒度は上から3番目の「厳重警戒」となっていますが、警戒度を判断する指標のうち病床使用率だけみますと、上から2番目の「まん延防止等重点措置」の値を超えています。

県では県民に対し、感染者が多い東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県への不要不急の移動を避けることを要請しています。

また、職場関係などの5人以上での会食や歓送迎会、新歓コンパ、飲食につながる謝恩会や花見などについては自粛を求めています。