神戸戦で今季初先発となった木本。名古屋の鉄壁守備陣で質の高いローテーションを実現させるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ4節] 神戸0−1名古屋/3月13日(土)/ノエビアスタジアム神戸

 ヴィッセル神戸のホームに乗り込んだ名古屋グランパスは、新戦力の齋藤学、長澤和輝、木本恭生らを加入後初めて先発起用した。

 試合は、相手にポゼッションで優位に立たれるものの、高い集中力で一瞬の隙を突き、19分に稲垣祥が強烈なミドルシュートを決め先制に成功。その後の決定機で追加点を奪えなず課題は残ったものの、相手にチャンスを作らせずリードを守り切り、今季早くも3度目のクリーンシートで開幕4連勝を飾った。

 セレッソ大阪から加入し、この日フル出場して無失点勝利に貢献した木本は、「チームは3連勝していて、後ろのCBの選手がすごく安定したプレーをしているなか、チャンスをもらって、自分的には勝手に緊張していたというか重圧を感じていた。これで負けたら自分の責任だと勝手な思いが少しあったけど、なんとか無失点で終われてすごく良かった」と安堵した。
 
 また、自身のパフォーマンスについては、「結果として無失点だったので良かったが、ドウグラス選手にキープされる時もあったし、起点を作られてしまった時もあった。反省も多いしビルドアップの面でももう少し貢献したいと思う」と反省の弁を述べた。

 昨季のC大阪もリーグで3位タイの失点の少ないチームだったが、そんな木本の目から見ても名古屋の守備の堅さは特別だと言う。

「去年最少失点だったし、無失点の試合も数多くあったチーム。周囲の選手の声かけやチーム一丸となって戦うこと。ひとりで戦うというよりもチームとして戦っているのがよく分かった。去年の結果が納得できた」

 今季はACL出場もあり、厳しい日程での戦いが続く名古屋。神戸戦の1−0勝利はチームにも、新加入選手たちにも大きな価値をもたらしそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部