対象店舗で誰でも使えるPayPayクーポン

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　2020年11月にスタートしたスマートフォン決済サービス「PayPay」の新機能「PayPayクーポン」に、3月分のクーポンが多く追加された。PayPayアプリ上で事前にクーポンを獲得した上で対象店舗でPayPayで支払うと後日、割引額相当のPayPayボーナスを付与する仕組みで、PayPayの同時開催のキャンペーンと併用できる。

　3月10日に新たに追加されたPayPayクーポンは、無添くら寿司・ドトールコーヒーショップ・ピザーラ・セカンドストリートで20％還元、ダイソー・東急ハンズ・東急ストア・カメラのキタムラ／スタジオマリオの対象店舗で10％還元など。クーポンごとにそれぞれ対象金額（最低支払額）、1回当たりのPayPayボーナス付与上限、利用可能期間・利用回数の設定があり、例えばダイソーが「500円以上の支払いで付与上限500円相当・計3回まで」、カメラのキタムラの写真スタジオ「スタジオマリオ」が「3300円以上の支払いで付与上限3000円相当・1回限り」となっている。

　3月1日から28日までPayPayが実施している大規模キャンペーン「超PayPay祭」の一つ、リアル店舗対象の「加盟店（大手加盟店）キャンペーン」や3月19日開始の「全国チェーンのドラッグストアで超おトクキャンペーン」は、ソフトバンク・ワイモバイルユーザー、Yahoo!プレミアム会員、その他のPayPayユーザーの順に、キャンペーンによるPayPayボーナスの付与率（還元率）が下がり、ソフトバンク・ワイモバイルユーザー以外、20％・25％といった最大還元率にならない。

　一方、PayPay加盟店が発行するPayPayクーポンは、キャリアやYahoo!プレミアムの契約の有無に関係なく、PayPay加盟店の対象店舗ならば、一律10％・20％といった付与率でPayPayボーナスが戻ってくるので、「その他のPayPayユーザー」に該当するなら、還元率の低い超PayPay祭の対象店舗限定キャンペーンよりお得といえるだろう。PayPayクーポンの詳細ページからは、現在地から近い対象店舗一覧も表示されるので利用しやすい。

　なお、クーポン詳細ページをチェックしても、実際にPayPayアプリ上でクーポンを獲得しないと割引は適用されない。また、各クーポンの配信・適用は早期終了する可能性がある。（BCN・嵯峨野 芙美）