博物館や資料館などに行ったときに、「アンモナイト」や「三葉虫」など遥か古代の生物の化石を見たことがある人も多いだろう。

気の遠くなるほどの年月を経て、現代の人々の目に触れている化石たちというのは、なかなかにロマンがあるものだ。

しかし、時にはなんてことない道端で、それもこんな一風変わった「化石」が見つかることもあるようだ。


見覚えがあり過ぎる形だ(以下、画像はマヤカン(@Sail_GT)さんのツイッターより・編集部でトリミング)

何の変哲もないコンクリートの道路。その端っこに、何やら工具の「スパナ」のような形をした模様がある。

いや、模様ではない。よく見ると、このスパナは地面に埋まっているようだ。ど、どうしてこんな所にこんな物が......まさか、これも化石なのか!?

こちらの「スパナの化石」の写真に、ツイッター上では、

「100年後とかに展示されてそう」
「何万年後かに令和の日本人展で『スパナ』って展示されているのを想像したらちょっと笑えました」
「1周回ってオシャレwww」

といった声が寄せられている。

思わず二度見した

話題になっているのは、ツイッターユーザーのマヤカン(@Sail_GT)さんが2021年2月28日に投稿した画像。Jタウンネットは3月2日、投稿主のマヤカンさんに取材した。

道路に埋まった「スパナの化石」を見つけたのは2月28日、休日出勤で現場に向かう道中だったというマヤカンさん。

見つけたのはまったくの偶然で、「前後の経緯も何もなく唐突に目に入ったので二度見してしまいました」と振り返った。

「仕事(機械設備関係)でも趣味(クルマ弄り)でもこういった作業工具は非常に身近なものなので、それがコンクリに埋まっているという光景の違和感が面白すぎてつい撮ってしまいました。

埋まり方と風化の具合を見た瞬間に化石という言葉が浮かんでくるぐらいの見事な化石っぷりでした(笑)」(マヤカンさん)


見事に埋まっている

ツイッターでの反響について、マヤカンさんは、

「一部の人にはウケるかなと思って軽い気持ちでツイートしたのですが、まさかこんなに話題になるとは思わず驚いています。

と同時に似たような『工具の化石』画像を投稿してくれる人も大勢いて、その面白さに癒やされつつ、やっぱりこんなものがあったら二度見するし写真も撮ってしまうんだなぁという謎の親近感もありました」

とコメント。たしかに、マヤカンさんの投稿のリプライ欄には、思いがけない「化石」の写真が複数集まっている。

皆さんの家の近所にも、もしかしたらこうした変わった「化石」が埋もれているかもしれない。