白髪を見つけたら抜く?切る?出始めにこそ気をつけたいこと
30代40代になると増える髪への悩みや不安。ESSE読者に聞いた髪のお悩みアンケートでも、ほとんどの人がトラブルを抱え、なかでも圧倒的に多かったのが「白髪」にまつわるものでした。
今回は、「白髪が出始めて目立ってきた」「白髪が増えてきたけど抜いてもいいのか」「白髪染めはいつからする?」など、白髪が生え始めたときに気になることについて、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さんに、上手なつき合い方を教えてもらいました。
最近白髪が増えてきたかも……と思ったら、正しいケア方法をチェック
さとゆみ:今回は、最近白髪が出始めた。少し目立つようになってきたという人にお伝えしたいポイントをまとめました。
八木ちゃん:白髪が出始める年齢は、人によって全然違うのですが、この時期に正しく白髪とつき合っていく方法を知っておくと、それからのヘア人生が楽になりますよ。
さとゆみ:まずは基本的な質問です。白髪を見つけたら、抜いてもいいの?
【これはNG】白髪を抜くと頭皮にダメージを与えることに…
八木ちゃん:ダメです! これは白髪に限らないのですが、髪を抜くと毛穴を痛めてしまうことがあるんですよね。そうすると、その毛穴からもう毛が生えなくなったり、細い毛しか生えなくなったりすることがあるんです。
さとゆみ:それは怖い。
八木ちゃん:いちばんいいのは、白髪を根元付近からハサミでカットすることです。大きいハサミだど白髪以外の髪も切ってしまうので、眉毛用などの小さいハサミを使ってくださいね。
白髪をひっぱり出して、眉毛用バサミなどを使い根元ギリギリでカット
さとゆみ:少し量が増えてきたら、どうすればいいでしょう。美容院でそこだけ染めてもらうこともできますか?
八木ちゃん: 残念ながら、1本1本を引き出して白髪だけ染めることはできませんが、ある程度かたまって生えてきている部分だけ染めるということはできます。また、もともとヘアカラーしている髪はそのままにして根元の新生部のみリタッチという形で染めることもできますよ。
さとゆみ:少しずつ髪が染まるタイプのシャンプーもありますよね。そういうものを使う際は、どんなことに気をつければいいのでしょう。
八木ちゃん:使用されているお客様の髪を見る限り、白髪に入る色味はやや薄めになりやすいですが、髪へのダメージはそこまで感じないので、まだ本数が少ないときはいいかもしれません。なるべく髪にダメージが少ないタイプを選び、使う場合は、それ1本を使い続ける方が色は入りやすいと思います。
八木ちゃん:最近では、伸びてきた白髪の根元をマスカラや、髪用のファンデーションで目立たなくするような商品も増えてきています。
白髪用ファンデーションは、伸びてきた根元にぽんぽんとつけるだけ
八木ちゃん:シャンプーをすると落ちて元に戻ってしまいますが、お出かけのときなど、気軽に使えるのがいいですね。染めるわけではないので、髪にダメージがないのもいいところです。
さとゆみ:美容院でカラーするときに気をつけることはありますか?
八木ちゃん:白髪というと、黒く染めなくちゃと思いがちですが、逆に髪全体を明るくして、白髪を目立たなくすることもおすすめです。
髪色を明るくすることで、白髪が目立たなくなる効果も
さとゆみ:全体が明るくなると、白い毛が目立ちにくくなるというわけですね。
筋状のハイライトを入れてカラーリングすると、白髪が自然と隠れる。伸びてきたときも、目立ちにくい
八木ちゃん:そうです。「白髪をぼかしたいのですが」とオーダーしてみてください。全体を明るくする以外にも、筋状にハイライトをとったり、メッシュを入れたりして、明るい部分をつくると白髪の部分が目立ちにくくなります。
ぜひ、担当の美容師さんに相談してみてくださいね。
<撮影/林絋輝 モデル/藤本良子 取材・文/佐藤友美>
●教えてくれた人
1976年北海道知床半島生まれ。日本初のヘアライター&エディター。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在。歯切れのいい解説で、テレビ、ラジオ番組などで活躍。著書に『女の運命は髪で変わる
』(サンマーク出版)、『女は、髪と、生きていく
』(幻冬舎)
1979年静岡県藤枝市生まれ。人気ヘアサロンMINX銀座店
の美容師。自宅での手入れが簡単で、個性を引き出すヘアスタイルが得意。悩める大人女性へのアドバイスや提案が適切で、MINXの中でも絶大な人気を誇る。国内外セミナー、TV出演、アート雑誌の連載等活躍は多岐に渡る。
今回は、「白髪が出始めて目立ってきた」「白髪が増えてきたけど抜いてもいいのか」「白髪染めはいつからする?」など、白髪が生え始めたときに気になることについて、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さんに、上手なつき合い方を教えてもらいました。
最近白髪が増えてきたかも……と思ったら、正しいケア方法をチェック
白髪を見つけても抜くのはNG!“出始め”白髪の対処法
さとゆみ:今回は、最近白髪が出始めた。少し目立つようになってきたという人にお伝えしたいポイントをまとめました。
八木ちゃん:白髪が出始める年齢は、人によって全然違うのですが、この時期に正しく白髪とつき合っていく方法を知っておくと、それからのヘア人生が楽になりますよ。
さとゆみ:まずは基本的な質問です。白髪を見つけたら、抜いてもいいの?
【これはNG】白髪を抜くと頭皮にダメージを与えることに…
八木ちゃん:ダメです! これは白髪に限らないのですが、髪を抜くと毛穴を痛めてしまうことがあるんですよね。そうすると、その毛穴からもう毛が生えなくなったり、細い毛しか生えなくなったりすることがあるんです。
さとゆみ:それは怖い。
●生えてくる白髪が数本、という場合はカットして
八木ちゃん:いちばんいいのは、白髪を根元付近からハサミでカットすることです。大きいハサミだど白髪以外の髪も切ってしまうので、眉毛用などの小さいハサミを使ってくださいね。
白髪をひっぱり出して、眉毛用バサミなどを使い根元ギリギリでカット
さとゆみ:少し量が増えてきたら、どうすればいいでしょう。美容院でそこだけ染めてもらうこともできますか?
八木ちゃん: 残念ながら、1本1本を引き出して白髪だけ染めることはできませんが、ある程度かたまって生えてきている部分だけ染めるということはできます。また、もともとヘアカラーしている髪はそのままにして根元の新生部のみリタッチという形で染めることもできますよ。
さとゆみ:少しずつ髪が染まるタイプのシャンプーもありますよね。そういうものを使う際は、どんなことに気をつければいいのでしょう。
八木ちゃん:使用されているお客様の髪を見る限り、白髪に入る色味はやや薄めになりやすいですが、髪へのダメージはそこまで感じないので、まだ本数が少ないときはいいかもしれません。なるべく髪にダメージが少ないタイプを選び、使う場合は、それ1本を使い続ける方が色は入りやすいと思います。
●髪に負担をかけない便利グッズも利用しよう
八木ちゃん:最近では、伸びてきた白髪の根元をマスカラや、髪用のファンデーションで目立たなくするような商品も増えてきています。
白髪用ファンデーションは、伸びてきた根元にぽんぽんとつけるだけ
八木ちゃん:シャンプーをすると落ちて元に戻ってしまいますが、お出かけのときなど、気軽に使えるのがいいですね。染めるわけではないので、髪にダメージがないのもいいところです。
●美容院でカラーをしてもらうときは?「明るくする」という選択肢も
さとゆみ:美容院でカラーするときに気をつけることはありますか?
八木ちゃん:白髪というと、黒く染めなくちゃと思いがちですが、逆に髪全体を明るくして、白髪を目立たなくすることもおすすめです。
髪色を明るくすることで、白髪が目立たなくなる効果も
さとゆみ:全体が明るくなると、白い毛が目立ちにくくなるというわけですね。
筋状のハイライトを入れてカラーリングすると、白髪が自然と隠れる。伸びてきたときも、目立ちにくい
八木ちゃん:そうです。「白髪をぼかしたいのですが」とオーダーしてみてください。全体を明るくする以外にも、筋状にハイライトをとったり、メッシュを入れたりして、明るい部分をつくると白髪の部分が目立ちにくくなります。
ぜひ、担当の美容師さんに相談してみてくださいね。
<撮影/林絋輝 モデル/藤本良子 取材・文/佐藤友美>
●教えてくれた人
【佐藤友美さん】
1976年北海道知床半島生まれ。日本初のヘアライター&エディター。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在。歯切れのいい解説で、テレビ、ラジオ番組などで活躍。著書に『女の運命は髪で変わる
』(サンマーク出版)、『女は、髪と、生きていく
』(幻冬舎)
【八木花子さん】
1979年静岡県藤枝市生まれ。人気ヘアサロンMINX銀座店
の美容師。自宅での手入れが簡単で、個性を引き出すヘアスタイルが得意。悩める大人女性へのアドバイスや提案が適切で、MINXの中でも絶大な人気を誇る。国内外セミナー、TV出演、アート雑誌の連載等活躍は多岐に渡る。