結婚14年目でも妻に片思い。アルコ&ピース平子祐希さんが語る夫婦観
日頃から「嫁が大好き」と公言し、お笑い界きっての愛妻家として知られるアルコ&ピースの平子祐希さん。
何年たっても、夫婦が仲よくいるために平子さんが実践していることとは…?
アルコ&ピース・平子祐希さん
「結婚は、片思いの彼女と一生合宿するようなもの」
「家事の手伝いは、嫁にほれ直してもらうチャンス」
夫婦関係についての名言で場を沸かせてくれたのは、お笑い界きっての愛妻家として知られるお笑いコンビ・アルコ&ピースの平子祐希さん。妻との仲よしぶりは、
「結婚14年目になった今も、つき合って2か月目のときと同じ熱量で相手が好き」と話すほど。
「今までも、いかに嫁が好きかをテレビ番組や芸人同士の雑談で話していたんですけど、みんなからは『ありえない!』『売れるためのネタで言ってるんでしょ?』の大合唱で。でも僕からすれば、夫婦仲がいいのは当たり前。逆になんでみんな、それほど好きじゃない相手と一緒にいられるの? って思ってしまう(笑)。日本人って、『何年も一緒にいたら冷めるもの』とドライに考えがちだけど、むしろそういう考えがダサいんだ、という風潮が広まってほしい。欧米みたいに、夫婦の仲睦まじさを公にアピールすることがステイタスにつながるといいですよね」
そう考えた平子さんが、妻・真由美さんとの出会いや、夫婦関係についてつづったのが、初の著書『今日も嫁を口説こうか』です。
「芸人のエッセイというと、ついボケをはさみがちですよね。でも、この本では、僕たちがどうして今のような仲よし夫婦になったのか、その過程をボケずにまっすぐ書いたつもり。読んだ人に『もっと夫婦は仲よくしていいんだな』と伝わればうれしいです」
現在、2人の子どもの親でもある平子さん夫婦。仲のいい両親の姿を見せることは、「いちばんの教育でもある」と考えているそう。
「僕たち夫婦は正確や価値観が真逆なのでぶつかることもあるし、子育てについての意見が食い違うこともある。でも『親がどれだけ仲よしかを見せる』という大きな柱さえぶれなければ、ほかは些細なこと。だから夫婦ゲンカを見られちゃったときは、2人ともすごく落ち込みます。そういうときはみんなでパンケーキを食べに行く『ごめんなさい会』をするのが恒例。そこで『パパとママはケンカすることもあるけど、本当は全然仲よしだからね』とアピールします。子どもたちも、自分の結婚相手をちゃんと大事にできる大人になってほしいですから」
コロナ禍で家にいる時間が増えたことも、平子さんにとっては夫婦仲を深める絶好の機会に。
「僕は時間が不規則な仕事だし、以前は顔を合わせられない日が続くことも多かった。でも最近は、“嫁にほれ直してもらうチャンス”と思って、一生懸命家事をがんばっています(笑)。それに、今まで知らなかった、主婦の“昼の顔”をひも解いていくのが楽しくて。意外と韓流ドラマ観るんだな、こういうシュッとした俳優が好きなんだな、とか(笑)。最初はカチンときたけど、僕もあと追いで観始めたらハマっちゃって。2人でその作品について話しながらお昼を食べたり、散歩したり…。今までも距離が近いつもりだったけど、もっと近づくことができた。まだまだ奥行きがあるんだな、と逆にミステリアス度が増えました(笑)」
平子さんのように、自ら家事に参加してくれる夫をうらやましいと思う人も多いはず。その秘訣はどこにあるのでしょうか?
「女性からすれば、『なんでやってくれないの?』『私ばっかり』と言いたくなりますよね。もちろん、それが正直な気持ちだろうけど…。理屈で責めると、『俺も疲れてるんだ』『仕事で忙しいんだ』と言い合いになってしまうので。それに、人間って義務感でやっても続かないじゃないですか。だからまずは、楽しいイメージを植えつけることが大事。横に並んで楽しく話しながら、夫婦でお茶碗を洗うとか」
夫が手伝ってくれたときは、「すごいね、上手だね!」「助かったよ、またお願いしちゃってもいいかな」と、過剰なくらいにほめるのも、次につなげるポイントだとか。
「そうすれば、自転車の乗り方を教わった小学生が『今度は補助輪なしでびっくりさせてやろう!』と思うように、夫も『次は自分からたってみようか』と思うようになる。40歳になっても50歳になっても男はガキの感覚のままなので、そこは女性側に折れてもらえると、スムーズにいくと思います」
夫婦関係や、妻への愛情についてストレートに語ってくれた平子さん。
発売中のESSE3月号
では、いつまでも仲よくいるための秘訣についても教えてくれました。ぜひ手にとってみてくださいね。
<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>
1978年生まれ、福島県出身。酒井健太さんと結成したお笑いコンビ「アルコ&ピース」のボケ担当。出演番組に『勇者ああああ』(テレビ東京)など。夫婦愛についてつづった初の著書『今日も嫁を口説こうか
』(扶桑社刊)が話題に
何年たっても、夫婦が仲よくいるために平子さんが実践していることとは…?
愛妻家・平子祐希さんが語る夫婦仲を持続させるコツ
アルコ&ピース・平子祐希さん
「結婚は、片思いの彼女と一生合宿するようなもの」
「家事の手伝いは、嫁にほれ直してもらうチャンス」
夫婦関係についての名言で場を沸かせてくれたのは、お笑い界きっての愛妻家として知られるお笑いコンビ・アルコ&ピースの平子祐希さん。妻との仲よしぶりは、
「結婚14年目になった今も、つき合って2か月目のときと同じ熱量で相手が好き」と話すほど。
●夫婦仲がいいことがステイタスになってほしい
「今までも、いかに嫁が好きかをテレビ番組や芸人同士の雑談で話していたんですけど、みんなからは『ありえない!』『売れるためのネタで言ってるんでしょ?』の大合唱で。でも僕からすれば、夫婦仲がいいのは当たり前。逆になんでみんな、それほど好きじゃない相手と一緒にいられるの? って思ってしまう(笑)。日本人って、『何年も一緒にいたら冷めるもの』とドライに考えがちだけど、むしろそういう考えがダサいんだ、という風潮が広まってほしい。欧米みたいに、夫婦の仲睦まじさを公にアピールすることがステイタスにつながるといいですよね」
そう考えた平子さんが、妻・真由美さんとの出会いや、夫婦関係についてつづったのが、初の著書『今日も嫁を口説こうか』です。
「芸人のエッセイというと、ついボケをはさみがちですよね。でも、この本では、僕たちがどうして今のような仲よし夫婦になったのか、その過程をボケずにまっすぐ書いたつもり。読んだ人に『もっと夫婦は仲よくしていいんだな』と伝わればうれしいです」
●子どもたちも、自分の結婚相手を大事にできる大人になってほしい
現在、2人の子どもの親でもある平子さん夫婦。仲のいい両親の姿を見せることは、「いちばんの教育でもある」と考えているそう。
「僕たち夫婦は正確や価値観が真逆なのでぶつかることもあるし、子育てについての意見が食い違うこともある。でも『親がどれだけ仲よしかを見せる』という大きな柱さえぶれなければ、ほかは些細なこと。だから夫婦ゲンカを見られちゃったときは、2人ともすごく落ち込みます。そういうときはみんなでパンケーキを食べに行く『ごめんなさい会』をするのが恒例。そこで『パパとママはケンカすることもあるけど、本当は全然仲よしだからね』とアピールします。子どもたちも、自分の結婚相手をちゃんと大事にできる大人になってほしいですから」
●コロナ禍でさらに夫婦の仲がよくなった
コロナ禍で家にいる時間が増えたことも、平子さんにとっては夫婦仲を深める絶好の機会に。
「僕は時間が不規則な仕事だし、以前は顔を合わせられない日が続くことも多かった。でも最近は、“嫁にほれ直してもらうチャンス”と思って、一生懸命家事をがんばっています(笑)。それに、今まで知らなかった、主婦の“昼の顔”をひも解いていくのが楽しくて。意外と韓流ドラマ観るんだな、こういうシュッとした俳優が好きなんだな、とか(笑)。最初はカチンときたけど、僕もあと追いで観始めたらハマっちゃって。2人でその作品について話しながらお昼を食べたり、散歩したり…。今までも距離が近いつもりだったけど、もっと近づくことができた。まだまだ奥行きがあるんだな、と逆にミステリアス度が増えました(笑)」
●家事は楽しい!というイメージを植えつけて
平子さんのように、自ら家事に参加してくれる夫をうらやましいと思う人も多いはず。その秘訣はどこにあるのでしょうか?
「女性からすれば、『なんでやってくれないの?』『私ばっかり』と言いたくなりますよね。もちろん、それが正直な気持ちだろうけど…。理屈で責めると、『俺も疲れてるんだ』『仕事で忙しいんだ』と言い合いになってしまうので。それに、人間って義務感でやっても続かないじゃないですか。だからまずは、楽しいイメージを植えつけることが大事。横に並んで楽しく話しながら、夫婦でお茶碗を洗うとか」
夫が手伝ってくれたときは、「すごいね、上手だね!」「助かったよ、またお願いしちゃってもいいかな」と、過剰なくらいにほめるのも、次につなげるポイントだとか。
「そうすれば、自転車の乗り方を教わった小学生が『今度は補助輪なしでびっくりさせてやろう!』と思うように、夫も『次は自分からたってみようか』と思うようになる。40歳になっても50歳になっても男はガキの感覚のままなので、そこは女性側に折れてもらえると、スムーズにいくと思います」
夫婦関係や、妻への愛情についてストレートに語ってくれた平子さん。
発売中のESSE3月号
では、いつまでも仲よくいるための秘訣についても教えてくれました。ぜひ手にとってみてくださいね。
<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>
【平子祐希さん】
1978年生まれ、福島県出身。酒井健太さんと結成したお笑いコンビ「アルコ&ピース」のボケ担当。出演番組に『勇者ああああ』(テレビ東京)など。夫婦愛についてつづった初の著書『今日も嫁を口説こうか
』(扶桑社刊)が話題に