お弁当に欠かせない卵焼き。卵液に水を加えると、冷めてもふんわりと仕上がるんです。具をプラスする簡単なアレンジで、レパートリーも増やせます。
「ワンパターン弁当」が人気の、料理家の藤井恵さんに教わりました。

卵1個でつくれるふんわり卵焼きとアレンジレシピ



お弁当用なので、中までしっかり焼くのがコツ。最後まで強めの中火のまま、手早く焼き上げましょう。


●卵焼きの焼き方




【材料(1人分)】

・卵 1個

・A[水大さじ1 塩ひとつまみ]

・サラダ油 小さじ1/2

[下準備]ボウルにAを入れて混ぜ、卵を加えて溶きほぐす



卵焼きのつくり方

1:卵焼き器にサラダ油小さじ1/4を強めの中火で熱し、ペーパータオルですみずみまでなじませる。卵液の半量を流し入れ、全体に広げる。膨らんできたところを菜箸でつぶしながら焼く。





2:表面が少し乾いてきたら、手前に向かって巻く。先の細い箸を使うと巻きやすい。





3:卵焼きを向こう側にずらし、あいたところにサラダ油小さじ1/4を全体になじませ、残りの卵液を流し入れる。奥に寄せた卵の下にも油と卵液を広げる。





4:膨らんだところを菜箸でつぶし、手前に巻く。





5:菜箸で押さえながら角を少し焼きつけ、形を整える。傷まないよう、しっかり中まで火をとおしてでき上がり。




●さわやかさがあとを引く!紅ショウガ入りアレンジ





【材料(1人分)とつくり方】

ボウルに水大さじ1、塩ひとつまみ、紅しょうが(みじん切り)大さじ1を入れて混ぜ、卵1個を加えて溶きほぐす。上記の「卵焼きの焼き方」を参照して焼く。

[1人分99kcal]

●心地いい食感をプラス!ザーサイ入りアレンジ





【材料(1人分)とつくり方】

ボウルに水大さじ1、塩ひとつまみ、ザーサイ(味つき・みじん切り)大さじ1を入れて混ぜ、卵1個を加えて溶きほぐす。上記の「卵焼きの焼き方」を参照して焼く。

[1人分102kcal]

●うま味アップで味わい深く。ちくわ入りアレンジ





【材料(1人分)とつくり方】

ボウルに水大さじ1、塩ひとつまみ、ちくわ(薄い小口切り)1/2本分を入れて混ぜ、卵1個を加えて溶きほぐす。上記の「卵焼きの焼き方」を参照して焼く。

[1人分111kcal]

●梅の酸味であと味スッキリ!梅干し入りアレンジ





【材料(1人分)とつくり方】

ボウルに水大さじ1、マヨネーズ大さじ1/2、塩ひとつまみ、梅干し(種を除いて小さくちぎる)1/2個分を入れて混ぜ、卵1個を加えて溶きほぐす。上記の「卵焼きの焼き方」を参照して焼く。

[1人分140kcal]

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【藤井恵さん】



料理研究家、管理栄養士。雑誌や書籍、テレビなど、幅広い分野で活躍中。『お弁当はワンパターンでいい! 藤井弁当
』(学研プラス刊)など著書も多数。