寒い時期にうれしい、具だくさんのごちそうスープ。サバ缶を使って手軽につくってみませんか?
「伝説の家政婦」としてテレビや雑誌で人気のタサン志麻さんに、つくり方を教わりました。




ブイヤベース風スープ

志麻さんのサバ缶レシピ。ブイヤベース風スープのつくり方



うま味いっぱいの缶汁もムダなし。アイオリソースで本場顔負けの味です。

●ブイヤベース風スープ




【材料(4人分)】

・サバ水煮缶 1缶(190g)

・セロリ 1/2本

・タマネギ 1/2個

・ニンニク 1かけ

・オリーブオイル 大さじ1

・トマト缶(カット状) 1缶(400g)

・水 3カップ

・塩、コショウ 各少し

・A[卵黄1個分 ニンニク(すりおろす)1/2かけ 酢大さじ1 塩、コショウ各少し]

【つくり方】

(1) セロリは筋を取り、タマネギとともに薄切りにする。



(2) ニンニクは半分に切ってから包丁の背でつぶし、オリーブオイルとともに鍋に入れる。弱火にかけ、香りが立ったら1と塩少しを加えてじっくり炒める。



(3) サバ缶の缶汁、トマト缶、水を加え、ポコポコと沸く程度の火加減で30分ほど煮込む。味をみて塩、コショウをふる。



(4) サバ缶の身を大きく割りながら加え、さっと煮て器に盛る。Aの材料を混ぜてアイリオソースをつくり、スープに落としながら食べる。



[1人分142kcal][1人分86円]




【ポイント】


サバは食べごたえを残すため大きく割り、煮くずれないよう最後に。

●ちょこっとフレンチの知恵:アイリオソースとは?



プロヴァンス地方などでよく食べられる、ニンニク入りマヨネーズのこと。ブイヤベースなどスープに落として味わうほか、温野菜につけて食べてもおいしい!



<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>

【タサン志麻さん】



国内外のフレンチレストランで修業ののち、「より自由で簡単なフランスの家庭料理を伝えたい」と家政婦に転身。著書『志麻さんのベストおかず
』(扶桑社刊)など多数。テレビなどメディアでも活躍。