「1日12時間労働が週に何日も」「1か月は休みがない」″繁忙期は激務″という人々の声
年末年始が近づき、繁忙期で忙しく働いている人も多いだろう。働き方改革が進められていることもあり、長時間労働や残業を改善する企業も増えているが、実際に働く人々はどのような繁忙期を過ごしているのだろうか。企業口コミサイト「キャリコネ」に寄せられた口コミを見てみよう。(文:コティマム)
「繁忙期がとてつもなく忙しいので退職しました」
「閑散期、繁忙期の差が大きく、忙しい時期は12時間労働が週に何日もあるような環境。また、正社員と契約社員の業務内容に差がない場合もあり、そのような点で疑問を感じることがある」(ショップスタッフ/20代前半/女性/契約社員/年収200万円)
「繁忙期になると基本1か月は休みがないと思ったほうがいい。疲労困憊ですが、深夜テンションで先輩と『がんばったな〜』みたいに楽しめる子はいいと思います。閑散期は暇なので、割と早く帰れます」(営業/20代後半/女性/正社員/年収380万円)
「店舗スタッフは休みもシフト制で安定しない。繁忙期がとてつもなく忙しいので退職しました。それなりの手当は出ますが、周りと休みが合わないのは少し残念だった」(フロアスタッフ/20代前半/女性/正社員/年収300万円)
やはり繁忙期と閑散期で労働時間に大きな差のある仕事が多いようだ。繁忙期は肉体的にも精神的にも疲れがたまりやすいうえ、周りと休みを合わせられない問題もある。また繁忙期に正社員と同じだけ忙しく働く非正規雇用者は、もらえる給料の差から不満を抱えてしまいやすい。このような繁忙期の現場の状況を踏まえ、労働環境を整える努力が企業には求められる。
環境が整っている企業もあり「休日出社はあるがその分の代休はしっかり取れる」
繁忙期はあるものの、会社が働きやすい仕組みを作っているという声も見られた。
「ワークライフバランスの充実が意識され、有給等は非常にとりやすい雰囲気。繁忙期は休日出社等もあるが、時間外手当もしっかり支給され不満はない」(法人営業/30代後半/男性/正社員/年収1300万円)
「基本的に残業は少ないです。繁忙期の現場のヘルプ等で時々休日出勤はあるものの、その分の代休はしっかり取れます。自分次第で、バランスよく働ける環境にあると思います」(法人営業/30代前半/男性/正社員/年収500万円)
最近は「休日に働いた場合は代休を取る」「時間外労働への対価をきちんと払う」という職場環境の企業が増えてきているようだ。従業員が納得して働ける環境を用意すれば、繁忙期を乗り越える現場のモチベーションも高まるだろう。繁忙期こそ、企業が働きやすい環境を整えることは重要だ。
【参照元:キャリコネ】