ヤクルト・つば九郎(左)と現役引退した広島・石原慶幸【写真:荒川祐史】

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今季限りで現役を引退した広島石原から送られた「感謝」の直筆サイン入りバット

 ヤクルトの球団マスコット「つば九郎」が自身のブログで、今季限りで現役を引退した広島・石原慶幸捕手との秘話を明かした。引退試合前には「感謝」の言葉が綴られた直筆のサイン入りバットを受け取っていた。

 つば九郎は「はなれていてもいつでもともだち」とのタイトルでブログを更新。現役を引退した広島・石原との思い出を振り返り、2016年8月2日の広島戦で、バレンティン(現ソフトバンク)のスイングが石原の頭部に直撃し退場となった日のことを挙げた。

 翌日には石原の元へ駆けつけたようで「ここも、わざとじゃないんだよね〜ごめんね〜」と謝罪し石原も「わかってますよ〜つばくろうきにしないで〜」と答えが返ってきたという。まだ、バレンティンから直接謝罪が無かったことを知ったつば九郎はバレンティンを石原の元に連れていき和解。その当時の写真も公開し「でしゃばったことをして、ごめんね」と綴っていた。

 また、石原が現役引退を発表した翌日の10月13日に石原の大学の先輩でチームスタッフの小野さんから「つばくろうさん、いつもおせわになりました。まいかいたのしかったです。ありがとうございました、まだまだがんばってください、これからもかーぷのみんなをよろしくね」とメッセージが届いていたことを明かし「みんなのまえだから、おちょけててれたけど、もうひとり(とりですが)のつばくろうは、ごうきゅう。。。」と涙を流したことを綴っていた。

 その後、10月30日には「感謝」と書かれた石原のサイン入りバットが届いたようで「なんなんだよ、このおとこは。。。。。そりゃ、みんなにしたわれてるはずだよ! かっこいいよ」と再び感動。「いしはらくんのすがたをみて、かーぷのみんなが、そのおとこぎをひきついでいってるのかな。みんなとも、よくはなすけど、みんないいおとこだもんね。『かんしゃのばっと』は、つばくろうのたからもの、あらいくんのばっとのよこにかざってあります」と大切に保管していることを明かしていた。(Full-Count編集部)