去年10月の東日本台風で大きな被害を受けた佐野市は25日、自治体としては初めて県のレンタカー協会と災害が起きた時の車両の貸し出しに関する協定を結びました。

締結式には、県レンタカー協会の青木 重雄会長などが出席し、岡部 正英市長と協定を取り交わしました。

佐野市は、去年の東日本台風に伴う豪雨で市内を流れる秋山川が決壊するなどの大きな被害を受けました。

県内外の自治体から職員が応援で駆け付けたものの、作業に使う車両が不足するなどの課題がありました。

協定書では、市の要請に応じて協会に加盟する52の組合員から乗用車やトラック、福祉車両などを借り受けることができます。

市では今後、この協定を迅速な復旧活動に役立てていきたい考えです。