ものづくり企業160社が独自の技術PR 感染症対策商品も 宇都宮で展示・商談会
県内外のものづくり企業が一堂に集まる展示・商談会が11日、宇都宮市で開かれました。今年は新型コロナウイルスの影響で衛生用品に関する展示が多く並びました。
この展示・商談会は、ものづくり企業を一堂に集めて販路の拡大につなげてもらおうと足利銀行が県内の信用金庫や信用組合とともに毎年開いているものです。
今年は新型コロナウイルスの影響でオンラインでの商談だけに切り換えている会社もあり、いつもの年より少ない160社が出展しました。
宇都宮市のIT関連会社ケイエムシーでは養鶏場の環境をスマートフォンなどで24時間チェックできるシステムを開発しました。
養鶏事業では温度やアンモニア濃度の管理で品質が大きく左右されることから、アラート通知を利用すれば異常をいち早く察知できるということです。
精密ゴム部品を手掛ける小山市のトーアテックは新型コロナウイルス感染防止対策として、せっけん水を紙にしみこませた紙せっけんと自社で製作したシリコンゴム製のブラシをセットにした商品を開発しました。
このほか会場には感染症対策商品だけを集めた特別ブースも設けられ、参加した企業は熱心に自社の製品や技術をPRしていました。