新型コロナ感染者 県内500人突破 増加スピード鈍化も注意必要
県と宇都宮市は10日、新たに4人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。県内で感染が確認されたのは、これで503人になりました。重症者も1人増えて4人です。
県の発表によりますと、新たに感染が判明したのは小山市の70代の男性と真岡市の60代の男性です。
70代の男性は今月5日から下野市の医療機関に入院していましたが、7日に発熱したため検査をしたところ陽性と確認されました。
入院先の病院の医療関係者や患者についてはPCR検査の結果、陰性が確認されています。
真岡市の60代の男性は今月2日と3日、知人5人と福島県に外出していました。濃厚接触者はその知人5人です。
一方、宇都宮市が発表した2人は70代の男性と60代の女性の夫婦です。
10日に男性の陽性が判明し、濃厚接触者として女性を検査したところ陽性が確認されました。
男性は今月2日から7日、そして9日に市外の職場に出勤していて、3日から咳などの症状がありました。
県内で感染が確認された人は503人になり、500人を突破しました。重症者は1人増えて4人です。
経過をみてみます。400人目までは 複数のクラスターが発生したことなどもあり、感染者が100人増えるまでの期間は「20日から25日」と1ヵ月足らずとなっていました。
しかし500人目までの期間は2ヵ月近く空きました。
県内での感染のスピードはこの期間鈍化したといえますが、寒くなり乾燥するとウイルスの活動が活発になるとされ、このところ東京や大阪、北海道などで感染が拡がっているのも気になるところです。
本格的なインフルエンザの流行も心配され今後も注意が必要です。