県医師会は4日、定例の会見を開き、新型コロナウイルスと季節性のインフルエンザの同時流行を防ぐためにインフルエンザの予防接種を改めて呼びかけました。

新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行した場合、発熱した患者が病院に大勢来ることになり適切な処置を受けられない、いわゆる医療崩壊が懸念されています。

県医師会によりますと、先月1日から始まったインフルエンザの予防接種は、すでに去年のこの時期に比べて倍以上の人が受けているということです。

国ではワクチンを昨年度より12%増加、昨年度の使用分と比較すると、およそ18%多い3,322万本を供給する予定ですが、足りなくなることも予想されるため、早めの接種を呼びかけています。

このほか高齢者の介護施設などで新型コロナウイルスのクラスターが発生した場合に治療などの支援に当たるチームを発足させるため、県などと検討を進めていることが発表されました。