任期満了に伴う栃木県知事選挙は、告示後初めての週末を迎えました。選挙サンデーとなった1日、2人の候補は県内各地を駆け回り支持を訴えました。

元NHK宇都宮放送局長で初当選を目指す新人の田野辺 隆男候補(60)は、自ら選挙カーに乗って小山市や野木町など県南部を回り支持を訴えました。

午前10時には小山市の公園で声を張り上げ「今の政治には生活者の目線が足らない」と多選への批判を強めました。そして脱原発に防災などすべてにおいて先進県を目指すと訴えました。

一方、5回目の当選を目指す現職の福田 富一候補(67)は、宇都宮市内各所を分刻みで回りました。

週末の買い物客でにぎわう大型ショッピングモールで午後2時から行った街頭演説では、4期16年の実績をアピールし「次の4年間も任せていただきたい」と支持を求めました。初の最下位に沈んだ県の魅力度ランキングについては、県外で活躍するPR大使と会議を行い魅力発信の事業に着手すると訴えました。