箱根駅伝や実業団チームで活躍し、壬生町で地域おこし協力隊として活動するケニア人のガンドゥ・ベンジャミンさんが1日、小学生の駅伝チームの練習会で特別コーチを務め、児童たちと一緒に汗を流しました。

壬生町の小学5年生と6年生で結成した駅伝チームの選手たちが、元気にトレーニングに取り組んでいます。

特別コーチとして指導したのは、2013年の箱根駅伝で2区の区間賞に輝き、実業団でも活躍したガンドゥ・ベンジャミンさんです

大学時代の縁で今年8月から地域おこし協力隊になり、駅伝チームの井上洋一監督らと一緒に走る上での基本的な動きや呼吸法などを教えました。

この練習会は、もともと毎年1月に県郡市町対抗駅伝大会と同時開催される小学生駅伝大会に向けて企画していました。

しかし新型コロナウイルスの影響で、今年度の大会中止が決定。それでも児童たちの走りたいという気持ちに応えるため、町の体育協会がベンジャミンさんを迎えて開催することにしました。

練習会の最後は児童チームとベンジャミンさんが3000メートル走で対決。

15人の児童チームは、200メートルをリレーでつなぎ、一人で走るベンジャミンさんより3秒速いタイムでフィニッシュしました。