国の天然記念物になっている淡水魚ミヤコタナゴの生息状況の調査が25日、矢板市で行われました。

調査は市教育委員会とミヤコタナゴの保存会が、毎年1回行っているものです。

25日は、矢板市の山田地区に保存会のメンバーや県水産試験場の職員らが集まり、池の水をすべて抜いて、生息している生き物の種類や数を調査しました。

ミヤコタナゴは、かつては関東地方に広く分布していましたが、現在は栃木県と千葉県の一部でしか自然での生息が確認されていません。

絶滅危惧種に指定されていて、山田地区のミヤコタナゴの数もここ5年間、減少し続けています。

今回の調査ではミヤコタナゴのほか、卵を産み付ける二枚貝の生存が確認された一方、天敵となるザリガニも大量に発見されました。