今年はナイチンゲール生誕200周年を記念して看護職への関心を深めようと世界的なキャンペーンが展開されています。

県内では、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた県看護大会が、規模を縮小して24日、宇都宮市内で開かれました。

大会は、医療の進歩と少子・高齢化社会に対応できるよう看護専門職としての自覚と意識の高揚を図ることを目的におよそ200人が参加しました。

式典では、大会の会長を務める県看護協会の朝野 春美会長が医療現場の最前線で新型コロナウイルスの対応に力を尽くす医療従事者に敬意を表しました。

また関係者64人に表彰状や感謝状が贈られ、代表して藤井 洋子さんが「新型コロナウイルスへの対応では、地域住民の人からの声援に支えられ誇りをもって臨んでいる」と話し「1人でも多くの人を回復に導き今後も研鑽していきたい」と謝辞を述べました。

このほか高校生による看護体験の発表や一般公募した看護にまつわるエピソードが朗読されました。

一方、大会に合わせて開かれた「看護の日」記念イベントでは、看護師を目指す高校生およそ90人が参加し、病院に勤務する先輩看護師の講話や高齢者、妊婦の疑似体験が行われました。