特殊詐欺に気を付けて 減少傾向も注意呼びかけ
20日は全国統一の地域安全運動の最終日でした。宇都宮市では相次ぐ特殊詐欺の被害から県民を守ろうと県警察本部などが広報活動を行いました。
会場となった宇都宮市のオリオンスクエアには、警察をはじめ金融機関などの関係団体から、およそ70人が集まりました。
あいさつに立った県警察本部生活安全部の大貫 良之部長は「特殊詐欺の被害の件数は依然として高止まりしていて、コロナ禍においても呼びかけていくことが重要」と述べました。
その後、オリオン通りなどで道行く人たちにチラシを配るなどして、特殊詐欺の被害にあわないよう注意を呼びかけました。
県警察本部によりますと、今年1月から9月末までの県内の特殊詐欺の被害件数は158件、被害額でおよそ2億5千万円に上っています。
しかし水際対策がうまくいっていることで被害件数は去年の同じ時期に比べて16件、被害額はおよそ7千万円減っています。
その一方で今年はさまざまな手法でキャッシュカードをだまし取る手口が多いということで、県民に注意を呼びかけています。