農業のイメージを向上させて働き手の確保につなげようと、農業団体がインターネットで配信する動画の作成を始めました。

この取り組みは、JA栃木中央会が企画したもので、宇都宮市のトマト農家稲川園芸で撮影が行われました。

ビニールハウスの中に実る作物の様子だけでなく収穫や選ぶ作業など実際に働く様子も撮影し、動画を見た人が働くイメージがわくような内容になるよう制作を進めています。

高齢化が進む農業は今、新型コロナウイルスの影響で、これまで頼ってきた外国人技能研修生が入国できず働き手が不足している一方、働く側も雇い止めや収入の減少などで就農したいというニーズが増えているといいます。

農業関係者らは、制作する動画で農作業が「きつい」というようなイメージを払しょくし、働く場所として考えてもらいたいと期待しています。    

動画はトマトのほか、ナシ、ニラ、イチゴの全部で4種類を作る予定で、早ければ今月下旬から配信を始めます。