腰痛や下半身太りを招く「浮き指」とは?
皆さんは「浮き指」をご存知ですか。その名のとおり、足の指が浮いてしまうことを指します。放っておくと、腰痛や下半身太りの原因になる可能性もあるのだとか。今回は、浮き足をチェックする方法や予防に効果的なトレーニングをご紹介します。
浮き指とは?
浮き指とは、立ったり座ったりする際に足の指が地面から浮いていて、踏ん張りが効かない状態です。現代では、女性の3人に1人、男性の2人に1人が浮き指とされています。
安定した足裏は、足の指、指の付け根、かかとの3点で重心を支えていますが、浮き指の場合は2点で身体を支えることになるため、足裏が不安定になります。その不安定さをカバーしようとして、腰やひざ、肩、首などに負担がかかり、腰痛やひざの痛み、肩こりなどといった不調を引き起こしてしまうのです。
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また、太ももやおしりでバランスをとろうとして、余分な筋肉や脂肪がつき、下半身太りを招くことになります。足の冷えやむくみの原因にもなるので、早めに対処することが大切です。
浮き指をチェックする方法
浮き指は上から見ただけではわかりにくいものですが、次の方法で確認できます。
足の指を甲側へ反らしてみる
力を抜いた状態で、足の指を甲に向かって押してみてください。浮き指の場合、親指が甲側に90度以上曲がります。
指の付け根部分にタコがないか見てみる
浮き指だと、指の付け根部分が発達して、皮膚が分厚くなっていたり、タコができていたりすることが多いようです。
靴のかかとがすり減っていないかチェック
浮き指では、かかとに重心がかかるため、靴のかかと部分がすり減りやすくなります。
浮き指の改善トレーニング
自分でできる足裏トレーニングのやり方をご紹介しますので、ぜひトライしてみてください。
<足のグーパーリハビリ運動>
右手の人差し指を伸ばし、親指と残りの3本で左足の親指を握る。
左手で足首が動かないように足の甲をしっかり押さえておく。
足の親指を付け根から内側に曲げる「グーの運動」。
足の親指を付け根から深く握った状態で左右に回す「パーの運動」。
反対側も同様に行う。
片足につき5分を目安に行います。無理のない範囲で少しずつ慣らしていきましょう。
【参考】
ひざ痛・腰痛や肩こり、首こりの意外な原因、足の「浮き指」とは?|ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/229557?page=2
(参照 2020-06-30)
「文:けんこうフィットNEWS 」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。