「シー・ハルク(原題)」ロゴ
 - Jesse Grant / Getty Images for Disney

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 マーベル・スタジオが動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」向けに製作する実写ドラマシリーズ「シー・ハルク(原題) / She-Hulk」メガホンを、『ウソはホントの恋のはじまり』などのカット・コイロ監督が取るかもしれない。現在交渉中であると、Deadlineが独占で報じた。

 シー・ハルクは、文字通り女性版ハルクにあたるヒーロー。重傷を負った弁護士ジェニファー・ウォルターズが、いとこのブルース・バナー/ハルクから輸血を受けたことで、彼と同じ能力を手にする。ドラマはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ4に組み込まれており、すでにドラマ「シリコンバレー」などのジェシカ・ガオがメイン脚本家として就任している。

 同サイトによると、カット監督はパイロット版及びドラマの複数エピソードを監督する契約で交渉に入っているという。彼女は「デッド・トゥ・ミー 〜さようならの裏に〜」「フィラデルフィアは今日も晴れ」といった数多くのドラマのエピソード監督を務めるなど経験豊富で、最新作としてジェニファー・ロペスら出演のロマコメ『マリー・ミー(原題) / Marry Me』が控えている。

 マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、シー・ハルクを含む「Disney+」で初登場するヒーローが将来的にMCU映画に合流すると The Hollywood Reporter のポッドキャスト番組で明言している。また、MCU映画でハルクを演じるマーク・ラファロも、本作にハルクを登場させる話が存在することをVarietyに明かしており、「もし僕たちが何かいいアイデアを思い付いたら、本当に面白いことになるだろう。今のところはそれだけだよ」と語っている。(編集部・倉本拓弥)