新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年の帰省は諦めた――

このお盆休みは、そんな人も多かったのではないだろうか。

鉄道や高速道路でも例年のような帰省ラッシュは見られなかったとのことだが、新大阪駅では何とも珍しい光景が目撃された。


この紙袋は...（画像はニャンデス＠nyandesさん提供）

電車のホームに行儀よく並ぶ、551蓬莱の2つの紙袋。

出演者一同が「551の豚まんがある時〜！」という声で笑い、「ない時〜」の声で悲しむCMで、蓬莱のことを知っている人も多いだろう。

この画像はツイッターユーザーのニャンデス（＠nyandes）さんが2020年8月15日、

「帰省自粛なので手土産のみで帰省するらしい。
気をつけて帰るんやで、551」

とコメントを添えて投稿したもの。

ホームに置かれた紙袋は誰かが置き忘れたのか、それとも場所取りでもしているのかもしれない。

しかし、帰省できない人間の代わりにふたり（？）で故郷に向かおうとしているのだと考えると何とも可愛らしい。

この投稿にツイッターでは

「立派だなぁ　東京砂漠に負けるなよ」
「健気な551やなあ。こんな真面目な551やから、きっと、からし多めに貰えたんやろなあ」

など、豚まんへの応援が寄せられている。

また、紙袋と一緒にいたはずの人の気持ちを想像し、

「もし、自販機や売店行く間の場所取りじゃなくて本当に忘れたやつなら、完全に電車内で『無いとき〜』って膝から崩れ落ちるやつ......」
「『551がないとき』が実在するとは......」
「こ、、これは、、、悲しすぎますね」

と悲しむ声も。

Jタウンネットが17日、投稿者のニャンデスさんに話を聞いたところ、この551蓬莱の紙袋は13日、新大阪駅の在来線ホームで見かけたとのこと。

この紙袋のその後を知っているか聞くと

「仕事の移動中でしたので、551の行く末は分かりません」

とのことだった。