続編はやっぱりないみたい - 映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』より
 - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)に関して、続編の計画は何もないという。メガホンを取ったロン・ハワード監督がSirusXMのラジオ番組 Radio Andy に出演して明かした。

 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、『スター・ウォーズ』シリーズの人気キャラクター、ハン・ソロを主人公に据えたスピンオフ。宇宙を駆ける密輸業者からヒーローになった彼の若き日の戦いと冒険が描かれた。監督コンビ(後を継いだのがハワード監督)や編集がクビになるなど制作中も波乱続きで、興行でも苦戦。苦戦の背景には観客の“スター・ウォーズ疲れ”があると分析され、ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガー会長が『スター・ウォーズ』シリーズをスピンオフ含めハイペースで作り過ぎたのは間違いだったと The Hollywood Reporter に認める事態となっていた。

 しかし公開から2年となる今年5月には、一部のファンがTwitterで同作の続編制作を求める運動を起こしてトレンドになったほか、実際に同作の続編企画があるというウワサもささやかれることに。この件について聞かれたハワード監督は「現在、続編の計画はありません」ときっぱり否定し、「『ハン・ソロ』映画の一員となれて素晴らしいと思っています。どうやら突然、一部でヒットとなっているようですもんね(笑)。そのようなことは予想していませんでした。この映画がたどった旅路は奇妙で不思議なものでした」と続けていた。

 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の続編はないようだが、今後も『スター・ウォーズ』ユニバースは拡大する。新作映画3本が2023年12月から1年おきに全米公開されることになっているほか、動画配信サービス「Disney+」用にドラマ「マンダロリアン」シーズン2・3、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の前日譚ドラマ、オビ=ワン・ケノービのドラマ、女性キャラクターメインのドラマも進行中だ。(編集部・市川遥)