リバプールMF南野拓実が先発でインパクトを残した【写真:AP】

写真拡大

ニューカッスル戦でマネの代役を務めた南野「配置された左ウイングでミナミノが輝いた」

 リバプールの日本代表MF南野拓実は現地時間26日、プレミアリーグ最終節のニューカッスルで8試合ぶりの先発出場を飾った。

 移籍後初ゴールは来季に持ち越しとなったが、「今回配置された左ウイングでミナミノが輝いた」と、最適ポジションで見出した可能性を指摘している。

 第31節消化時点で30年ぶりのリーグ制覇を決めたリバプールだが、その後も継続して主力メンバーを起用。しかし、プレミア歴代最多勝ち点「100」の記録更新の可能性が潰えたこともあり、最終節のニューカッスル戦では大幅なメンバー変更を施された。8試合ぶりに先発を飾った南野は左ウイングに配置された。

 前半29分には南野が左サイドからパスを受けて鋭い反転で相手DFを振り切ると、ペナルティーエリア手前から右足を一閃。強烈なミドルシュートは枠を捉えるも、相手GKの好セーブに阻まれてしまう。ゴールの手応えがあったのか、南野は悔しさを露わにするジェスチャーを見せていた。

 後半19分に南野はセネガル代表FWサディオ・マネに代わって途中交代し、移籍後初ゴールは来季に持ち越しとなったものの、英地元紙「リバプール・エコー」は「ナビ・ケイタとミナミノが未来を指し示した」と大々的に取り上げ、ニューカッスル戦のパフォーマンスを称賛しつつ、南野の最適ポジションを発見したと主張している。

「この日本代表は1月に加入して以降、与えられたチャンスではセントラルFW、もしくは右ウイングで起用されてきた。しかし、今回配置された左ウイングでミナミノが輝いた。頻繁に右足を生かしてカットインを見せ、中盤とアンディ・ロバートソンとも巧みな連携を披露した。猛烈な一振りでニューカッスルGKドゥーブラフカのスーパーセーブを引き出した」

 加入以降、南野はブラジル代表FWロベルト・フィルミーノやエジプト代表FWモハメド・サラーの代役として起用されることが多かったが、今回マネの代わりに配置された左ウイングでは最も持ち味を発揮できていたと指摘しており、ようやくリバプールで最適ポジションとなる可能性を見出したと言えそうだ。(Football ZONE web編集部)