紀里谷和明の新作「新世界」制作にGACKT参戦

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映画監督・紀里谷和明が新たに手がける作品「新世界」の制作に、アーティスト・GACKTの参加が決定した。

「新世界」は、2020年6月に制作を発表した、紀里谷が長年にわたり企画構想を温めてきた近未来の東京を舞台にした作品。

劇中には、戦国時代に名を馳せた、誰もが知る歴史上の人物たちがモチーフの個性豊かなキャラクターが登場、アニメ先進国である日本の高い技術を生かして、これまで誰も見たことのない映像世界で新しい表現に挑戦する作品だ。

現在、その第一歩となるパイロット映像制作(約90秒)のサポーターを募集するクラウドファンディングプロジェクトが「Makuake」で進行中。このプロジェクトでは、クリエイティブ業界の環境やそのあり方について問題意識をもつ紀里谷氏が「クリエイティブの復興」を掲げ、制作の過程や発表、マネタイズまで、新しい形での作品づくりを通して芸術の本質を問いかけることを目指している。

そしてこのたび、この想いに賛同したGACKTが、「新世界」制作に参加しすることが決定。ただ、どのような形で作品に参加するかについては現段階では明かされておらず、詳細は追って発表するという。

☆GACKT コメント

世界中が混沌の淵にある。

そんな中で、こういった質の高い芸術が日本から生み出されることにボクGACKTも心打たれました。

ともすれば地球上からエンターテイメントが消滅しかねない状況でクリエーターやアーティストが立ち上がり、力を結集させて、そしてそれを支持するサポーターたちが立ち上がってくれる。

ただ観衆になるだけでは無く、誰もが一緒に創り上げてゆく。

盟友・紀里谷監督だからでは無く、この作品の在り方に対して、ボクもひとりの日本人アーティストとして参加します。

☆「新世界」のクラウドファンディングプロジェクト

「新世界」のクラウドファンディングプロジェクトは「Makuake」にて、2020年6月10日(水)より8月10日(月)まで実施中。1,300万円の目標に向け、7月27日(月)時点で約830万円を集め、目標達成に向け、引き続き支援を募っている。

☆「新世界」ストーリー

全国を襲った大規模な震災が引き金となり、国のシステムが崩壊した近未来の日本。スラムと化した街には犯罪者が溢れ、8年にも及ぶギャングの縄張り争いが全国各地で激化していた。

中でも浅井、徳川、今川、斎藤を傘下に収める最大の勢力・武田信玄は、今や警察はもとより政界にまで影響を及ぼすほどの力を手にし、影から国をコントロールする存在となっていた。

理想の新世界を求め覇権争いに身を投じる織田の若きリーダー・信長は、襲いかかる今川を返り討ちにすると、続いて斎藤への奇襲にも成功する。これを機に、武田の「奴隷」として生きて行く事に葛藤を覚えていた徳川家康は、幼なじみでもあった信長からの誘いに応え、武田を裏切り共に歩む事を決意する。