逮捕された迷惑系ユーチューバー「へずまりゅう」 これまでどんな動画を投稿していた?
「へずまりゅう」名で活動しているユーチューバーが、動画撮影に絡み窃盗の疑いで逮捕された。複数のメディアが報じている。以前から過激な動画を投稿し続けている「迷惑系ユーチューバー」として知られた人物だった。どんな動画を投稿していたのか。
会計前の「魚の切り身」を店内で食べる動画
愛知県警は2020年7月11日、このユーチューバーが5月、愛知県内のスーパーマーケットで魚の切り身を盗んだとして、窃盗容疑で逮捕した。共同通信などの報道によると、会計前の魚の切り身を店内で食べるという動画をアップロードしており、動画を発見した店の関係者が県警に相談したという。
すでに削除済みだが、同一のものとみられる動画が他の投稿者により転載されている。それを見ると、容疑者は切り身の入ったパックを店内で開封。切り身を食べて空となった容器をそのままレジに持っていき、「すいません食べてしまいました、腹減ってて」と店員に話しながら会計を行っていた。
この動画に対しては、コメント欄やツイッターで「やって良いことと悪いことの区別もつかないのか」「迷惑系なんぞまかり通るわけがないだろ」といった批判が寄せられていたが、他の投稿動画でも迷惑行為を繰り返し、物議を醸してきた。
6月1日には、人気ユーチューバーの「シバター」さんやその妻子とみられる人物の映像を「シバターの嫁と娘を大公開」として公開(その後削除)。妻子の姿の公開の許可は得ていない模様で、動画の中では「シバター」さんと口論になる様子も映っていた。
首里城公園のボードに落書き
また、25日には沖縄県の首里城公園に設置されたメッセージボードに落書きを行う動画をツイッターに投稿した。ボードには、焼失した首里城正殿の復興に向けての応援メッセ―ジが寄せられていたが、こうした寄せ書きの上から落書きをしていた。動画の拡散を受け、ボードは管理者によって撤去された(J-CASTニュース記事「首里城復興ボード、ユーチューバーの『落書き』で撤去 施設側『「残念な気持ちでいっぱい』、6月26日配信)。
一方で、「迷惑系」動画以外での登場の場面もあった。29日には東京都知事選挙(7月5日投開票)の候補者だった立花孝志氏(NHKから国民を守る党党首・ホリエモン新党代表)の応援演説を行っている。選挙カーに登壇すると自身について、これまでに数回アカウント停止処分を受けたことがあるなどと述べ、「(立花氏は)こういう人でもここに立たせてくれる人なんすよ!まじやべえ」と話していた。