アーセナルMFゲンドゥージ(左)とアルテタ監督【写真:Getty Images】

写真拡大

MFゲンドゥージがブライトン戦で問題行動、アルテタ監督は放出も辞さない考え

 アーセナルのミケル・アルテタ監督は20日のリーグ第30節ブライトン戦(1-2)で相手選手を侮辱したとされるU-21フランス代表MFマテオ・ゲンドゥージの放出も辞さない考えのようだ。

 英紙「デイリー・メール」が報じた。

 敵地でのブライトン戦にスタメン出場したゲンドゥージだが、接触プレーでアーセナルのドイツ代表GKベルント・レノを負傷させた相手FWニール・モペイに対して侮辱的な発言を繰り返していたと伝えられている。試合終了直後にはモペイの首を鷲掴みにして小競り合いも起こして物議を醸している。

 以前から素行の悪さが有名だったとされるゲンドゥージだが、そうした言動の代償としてアーセナル退団の可能性が浮上している。

 記事によれば、アルテタ監督は以前からゲンドゥージの練習中の態度などに不満を持っており、今では移籍に対してもオープンな姿勢だという。ブライトン戦での新たな問題行為を受け、「アルテタの忍耐力が試されている」とも指摘されている。

 ゲンドゥージは今季開幕から第14節まで連続スタメン出場とレギュラーに定着していたが、ミケル・アルテタ監督就任後は出番が減少。同監督の初陣となった第19節ボーンマス戦(1-1)以降の12試合では、スタメン出場がわずか4回。2月の第26節ニューカッスル戦(4-0)ではメンバー外となったが、これはドバイでの冬季キャンプで指揮官の信頼を得られなかったためとされている。

「ゲンドゥージはシーズンが再開されてからの2試合で先発出場しているが、(ニューカッスル戦から)4カ月が経過し、彼の態度に再び疑問が浮かび上がっている」

 パフォーマンス以前にプロ選手としての振る舞いが問題視されているゲンドゥージ。去就問題にまで発展しているようだが、この状況から指揮官の信頼を得ることはできるのだろうか。(Football ZONE web編集部)