「ハケンの品格」続編がスタート!前作を振り返り
2007年に放送された人気ドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系、水曜よる10時〜)が13年ぶりに続編として復活。17日の初回放送を前に、前作の魅力を振り返ってみたい。
篠原涼子が主演を務めた「ハケンの品格」は、一匹狼の“最強ハケン社員”の大前春子を主人公に、契約した仕事以外は一切しない春子が周囲の人々に影響を与えていく姿が描かれる。
ドラマの魅力は何と言っても、篠原のはまり役となった春子のキャラクター。春子は時給3,000円の特Aランクの派遣社員として、正社員をも圧倒するスキルを発揮する。所持する資格は看護師、助産師、ふぐ調理師、理容師、危険物取扱者、核燃料取扱主任者、車両系建設機械運転者など、枚挙にいとまがない。スペイン語やロシア語といった語学にも堪能で、プライベートではフラメンコを披露するなど、そのポテンシャルは計り知れない。
そして、個性的すぎる春子とともに働く同僚たちの存在もポイント。なかでも「とっくり!」「くるくるパーマ!」と掛け合いを披露する東海林(大泉洋)は、物語で大きな役割を果たした。物語のラストで名古屋支店へ異動になり、春子との恋の行方も不透明なままとなっており、その続きが大いに気になるところ。ほかにも加藤あい、小泉孝太郎、勝地涼、上地雄輔といった面々が春子の周囲を彩る愛すべきキャラクターを演じた。
新ドラマでは杉野遥亮、吉谷彩子、山本舞香、中村海人(Travis Japan / ジャニーズ Jr.)、塚地武雅、伊東四朗といった新たな顔ぶれも出演。篠原は「前作では、派遣と社員のバトルがありましたが、今回はどちらかと言えば派遣社員の働き方に関して苦言を呈する立場にもなるような、そんなメッセージが込められてるのかなと感じました」(ドラマの公式サイトより)と語っており、令和に突入して働き方も大きく変化するなかで春子がどのような生き方を選んでいるのか、注目だ。
17日放送の第1話では、かつての勢いを失った食品商社S&Fに「私を雇って後悔はさせません。3か月間お時給の分はしっかり働かせていただきます」と春子がカムバック。ハケンの小夏(山本)や亜紀(吉谷)たちも巻き込んだ予想外の出来事が起こることになる。(編集部・大内啓輔)