棒グラフが1日当たりの感染者数、折れ線グラフが移動平均線=(聯合ニュース)

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ソウル聯合ニュース】韓国ソウル市の過去1週間の新型コロナウイルス感染者数が過去最高を記録していることが10日、分かった。集団感染が同時多発的に起きており、感染者が急増していた3月中旬の水準を上回っている。

 ソウル市のデータを基に聯合ニュースが分析した結果、同市の新規感染者数の週間1日平均(7日間移動平均)は7日に18.9人、8日に19.3人となり、ピークだった3月14日の17.0人を上回った。

 ソウル市で隔離入院中の患者も急増しており、10日現在、359人となっている。入院中の患者が最も多かったのは海外からの入国者が増えていた4月5日の408人だった。

 海外からの入国者が多かった3月と4月とは異なり、最近は大多数が市中感染であることも懸念される。集団感染に加え、感染経路が特定できない患者も増えている。

 ソウル市によると、1人の感染者が平均何人に感染させるかを示す再生産数は5月2日から1を超えている。これは感染者が減少せず、広がっていることを示す。