圧巻の歌声!「エール」音のライバル演じる小南満佑子に注目
現在放送中のNHK連続テレビ小説「エール」で、ヒロインの音のライバルとなる夏目千鶴子を演じている小南満佑子(こみなみまゆこ)に注目してみたい。
「エール」は、作曲家の古山裕一(窪田正孝)と妻の音(二階堂ふみ)の物語。昭和の激動の時代を舞台に、音楽とともに生きた夫婦の姿が描かれる。
第7週では、音が東京帝国音楽学校で学生生活をスタートさせ、歌手となる第一歩を踏み出した。そんな音と同じ声楽科の生徒で、ソロリサイタルも開催するほどの実力者として登場したのが、小南ふんする夏目千鶴子だ。音の前で、裕一の幼なじみでもある上級生のプリンス・佐藤久志(山崎育三郎)とデュエットも披露するなど、圧巻の歌声で存在感を発揮している。
そんな千鶴子を演じている小南は1996年8月10日生まれ。東京音楽大学を卒業している実力派だ。10歳から声楽を学び、早くから国内外で音楽活動を続けてきた。2014年には、第6回東京国際声楽コンクール高校生の部で奨励賞を受賞している。舞台の世界で活躍しており、ミュージカル「レ・ミゼラブル」でコゼット役を務めたほか、ミュージカル「ポストマン」「タイタニック」にも出演。宮本亞門による演出の「イノサンmusicale」ではマリー・アントワネット役を務めた。
「エール」で初の朝ドラ出演となった小南。出演発表時には「最初はツンとした千鶴子ですが、音さんとの出逢いにより沢山の刺激を受け次第に歌手として、人としても成長していきます。劇中では、幾つかオペラアリアも歌います。2020年の日本の朝に音楽の力で沢山の方へエールを送らせていただければと願っています」とコメントしていた。
音とともに、音楽学校の記念公演「椿姫」の主役選考会に臨んでいる千鶴子。果たしてどのような結果を迎えるのか。そして再び小南の歌声を聞くことができるのか。期待が高まる。(編集部・大内啓輔)
連続テレビ小説「エール」は毎週月曜〜土曜あさ8時よりNHK総合ほかにて放送中(土曜は1週間振り返り)