台湾製のマスク

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(台北中央社)政府が国際人道支援として行っているマスクの海外寄贈で、この輪を一般市民にも広げようと寄付が募られている。新型コロナウイルスの感染対策を担う中央感染症指揮センターによれば、29日までで、約35万人から298万6000枚余りのマスクが寄せられた。

台湾では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医療用マスクの生産、販売を政府が一括管理している。今月27日から、衛生福利部(保健省)中央健康保険署の公式アプリ「全民健保行動快易通」で操作すれば、3月12日以降に自身に分配された数量のうち、未購入分について寄付の意向を示せるようになった。これらのマスクは海外への寄贈分に回される。

アプリで操作する際には、氏名を公開するか匿名にするかを選べ、公開を選んだ人の氏名は特設サイトに掲載される。中央社が内政部(内務省)の名前ランキング(2018年)で1〜10位の名前を入力し調査したところ、「怡君」(同ランキング女性9位)という名前の人からの寄付が最多の3105枚だった。2位以下には「雅テイ」(同4位)2637枚、「淑芬」(同1位)1521枚が続いた。(テイ=女へんに亭)

(張茗喧/編集:楊千慧)