19歳のハーランド(左)と21歳のエムバペ(右)。次代を担うアタッカーの“ダブル獲り”はあるのか? (C) Getty Images

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 レアル・マドリーは、怪物の“ダブル獲り”を狙っているようだ。

 4月13日にスペイン紙『Marca』が報じたところによると、昨夏にフランクフルトから加入したルカ・ヨビッチが期待外れに終わったマドリーは、主砲カリム・ベンゼマと定位置を争える2人のアタッカーの獲得を画策しているという。

 ひとりがドルトムントのノルウェー代表アーリング・ハーランド、もうひとりがパリ・サンジェルマンのフランス代表キリアン・エムバペだ。記事によると、今夏に前者、1年後に後者と契約を結ぶことで、この難しい計画を成功させようとしているようだ。

 エムバペに関しては、ネイマールのバルセロナ復帰が現実味を帯びるなか、パリSGが2人のスターを同時に手放すとは考えにくいと指摘。コロナ禍による収入減などもあり、高額な移籍金を支払うのが難しいこともあり、この21歳の獲得は1年先送りにし、今夏は規約解除金7500万ユーロ(約94億円)を支払えば、ドルトムントとの交渉なしで手に入れられる19歳の引き抜きを優先すると伝えている。

『Marca』紙は、レッドブル・ザルツブルクでゴールを量産し、20年1月に移籍したドルトムントでも大爆発しているハーランドは純粋な「9番」タイプのため、ウイングでも機能するエムバペとの共存可能で、「難しいミッションだが、実現する可能性はある」と綴っている。

 次世代のトップランナーになりうる両雄を、首尾よく手中に収めることはできるのか。これまでエポックメーキングなディールを何度も成立させてきたマドリーであれば、もちろん不可能ではないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部