EU、中国の自動車部品輸入関税は高すぎるとしてWTOに提訴か=米紙
AFX通信によると、EU(欧州連合)加盟国が中国向けに輸出している自動車用部品への関税をめぐり、EUの欧州委員会(EC)は、WTO(世界貿易機構)に対し、提訴する模様だ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが同日付で伝えた。それによると、ECはまだ最終決定を行っておらず、交渉による解決を望むとしているものの、WTOの紛争解決制度を利用するため、提訴に踏み切るとの見方が強まっている。
中国では、一部の部品に対して、輸入完成車に対する関税率と同じ約28%の高関税が課されており、EUはEU加盟国からの自動車部品に対して、中国が高関税を課すことにより、中国の自動車メーカー各社は国内で部品調達を余儀なくされ、ローカルコンテンツ規則と同じような効果を生み出し、WTOの規定に違反していると主張している。【了】
中国では、一部の部品に対して、輸入完成車に対する関税率と同じ約28%の高関税が課されており、EUはEU加盟国からの自動車部品に対して、中国が高関税を課すことにより、中国の自動車メーカー各社は国内で部品調達を余儀なくされ、ローカルコンテンツ規則と同じような効果を生み出し、WTOの規定に違反していると主張している。【了】