今夜の金ロー『思い出のマーニー』注目ポイントをおさらい!
スタジオジブリのアニメーション映画『思い出のマーニー』が3日よる9時より、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて本編ノーカット放送される。押さえておきたい注目ポイントを紹介する。
『思い出のマーニー』とは?
2014年に公開された『思い出のマーニー』は、2010年公開の『借りぐらしのアリエッティ』で監督デビューを果たした米林宏昌の長編第2作となるファンタジーアニメ。夏の北海道を舞台に、あることがきっかけで周囲に心を閉ざしてしまった12歳の少女の杏奈と、彼女と同じく深い悲しみを心に宿すミステリアスな少女マーニーの不思議な友情が描かれる。
本作は、ジブリ映画としては初めて宮崎駿も高畑勲も関わっていない作品である。ダブルヒロインが主人公ということもあり、物語の面でもジブリ映画の中では珍しく「ガール・ミーツ・ガール」が正面から描かれることも特徴であるといえる。
豪華な声優陣!
杏奈とマーニーの声を担当したのは高月彩良と有村架純。300人にもおよぶオーディションからダブルヒロインに選ばれた。そして、養母の頼子に声を吹き込む松嶋菜々子のほか、寺島進、根岸季衣、森山良子、吉行和子、黒木瞳、杉咲花といった豪華な面々が名を連ねている。
また、北海道が舞台ということもあり、演劇ユニット・TEAM NACS が総出演。森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真の声の演技に注目だ。
イギリスの児童文学を翻案した幻想的なファンタジー
原作となったのは、1967年にジョーン・G・ロビンソンが発表したイギリスの古典的児童文学。イギリスから北海道へと舞台を移して、ヒロインのアンナも「杏奈」と変更された。杏奈とマーニーが出会う湿地を描くために、釧路、根室、厚岸などでロケハンが行われ、その結果、幻想的なアニメーション表現が生み出されることに。美術監督を国内外の実写映画で美術を手掛けていた種田陽平が担当している。(編集部・大内啓輔)