東京駅の五輪カウントダウン時計、今後どうなる? 設置のオメガ社に聞いた
2020年夏に開催されるはずだった東京オリンピック・パラピックが、1年程度延期されることが決定した。
延期が発表された2020年3月24日夜。オリンピック開幕までの残り日数や時間を示していた東京駅前のカウントダウン時計が、日時や時間を表示する普通の時計に変わった。
普通の時計になっている(画像はユキカゼ@NAVY_ICHIHOさん提供)
発表から数時間以内での変わり身はツイッターで注目を集めた。
「今日の日付?に変わってた、悲しいなあ...」
「東京駅のオリンピックカウントダウンが.........普通に時計と化してた」
「土曜日に東京駅でオリンピックのカウントダウン時計を撮ったけどもう幻だな」
今後、この時計はどうなるのだろうか。Jタウンネットは25日、カウントダウン時計を設置・運営するスイスの時計メーカー「オメガ(OMEGA)」を取材した。
スイスから遠隔操作で...
カウントダウン時計は、片面はオリンピックの開会式、もう片面は8月25日のパラリンピック開会式までの残り時間を刻んできた。
延期発表後に表示を切り替えたことについて、オメガの担当者に聞くと、
「24日夜のIOCと東京2020組織委員会の正式発表を受けて、スイスから遠隔操作で現在日時を表示するように変更しました」
とのこと。今後については、
「新しい日程が発表されたのち、改めてカウントダウンを始めます」
としている。
カウントダウン時計はオリンピック開会式の1年前になる19年7月24日に設置。時計はステンレス製で高さは約4メートル、幅3.2メートル、重さ3.5トンで、東京2020のエンブレムと朝日が昇る様子をモチーフにデザインされている。
ちなみに東京都庁に置かれたカウントダウンパネルはすでに撤去されている。