Windows 8で搭載され、Windows 10にも引き継がれていた、スタートメニューにニュースや最新の情報を表示させる「ライブタイル」機能の廃止が、いよいよ近づいてきたようです。

Windows 10 is likely to get a new Start menu without live tiles

https://www.windowslatest.com/2020/02/24/windows-10-start-menu-live-tiles-report/



RIP: Windows 10 live tiles reportedly getting killed by Microsoft | Laptop Mag

https://www.laptopmag.com/news/rip-windows-10-live-tiles-reportedly-getting-killed-by-microsoft

「ライブタイル」は、もともとはMicrosoftのモバイル端末向けOS・Windows Phoneで2009年から採用されていたインターフェイスを、2012年リリースの「Windows 8」で取り入れたもので、ニュースや写真、アプリ内のコンテンツを、アプリを起動することなくスタートメニューに表示させることができる機能です。

残念ながら2017年夏をもって最終バージョン「Windows Phone 8.1」のサポートが終了したことで「Windows Phone」の名称は消滅。後継OSだった「Windows 10 Mobile」も2019年末でサポートが終わり、系譜は途絶えました。

Microsoftが「Windows Phone 8.1」のサポートを終了、Windows Phoneシリーズはこのまま終了か - GIGAZINE



by Vernon Chan

このため、Windows 10のライブタイルは、ユーザーにWindows Phoneの存在を思い起こさせる数少ない「遺産」となっていました。

しかし、活用しているユーザーは多くないようで、廃止の噂がつきまとい、実際に2019年の「Windows 10 19H1」アップデートにより、通知ポップアップから「スタートにピン留め」という選択肢が消滅。



さらに、2020年春登場予定の「Windows 10 20H1」アップデートのプレビュー版により、スタートメニューからライブタイルが消えていることが判明しました。

Hands-on with the new Start menu in Windows 10 20H1

https://www.windowslatest.com/2019/07/27/hands-on-with-the-new-start-menu-in-windows-10-20h1/



ニュースサイト・WindowsLatestでは、詳しい筋からの情報として、「Windows 10 20H2」のリリース後、さらなるアップデートによりライブタイルをアイコンに置き換える予定であることが明かされています。「計画は変更される可能性もありますが、ほとんどのユーザーはライブタイルを使用していないので、消えても誰も驚かないだろう」というコメントには、納得しかありません。